当院では巻き爪の患者さんに対し矯正治療を行っております。
矯正治療に適した方
足の爪が過度に湾曲している患者さんが対象です。装着前に爪幅を測定し、適応したサイズの矯正具を装着します。爪幅が矯正具の適応サイズを大きく外れる患者さんには装着できない可能性があります。また、爪の状態によっては装着いただけない場合もあります。
(例:爪周囲に炎症を伴う方、爪を短く切られている方(深爪の方)、爪がもろい方、爪の厚さが薄い方 など)
巻き爪に対する矯正治療とは
矯正器具を使って爪の形を本来の状態に近づけることにより、爪による皮膚への圧迫・刺激を防ぐ治療です。施術直後から痛みが取れる場合もあり、巻き爪治療としては第一優先で選択される治療となります。
外用薬を併用する方法とは?
一時的に爪をやわらかくする専用の薬剤を矯正具と併用して、治療期間を短縮し、さらに、再発しにくくする治療法です。
外用薬の特徴
有効成分が、爪を一時的に軟らかくすることで、爪矯正具の治療効果を高めます。軟らかくなった爪は数日かけて再び硬化します。爪矯正具の働きにより、平たんになったまま爪が再硬化するため、再び巻きにくい爪になることが期待されます。この外用薬は塗布してから約24時間後に洗い流します。
矯正具の取り外し時期
治療効果が確認できれば爪矯正具を取り外します。その目安は2週間~3ヶ月、外用薬を塗布した場合は1週間~1カ月です。爪が伸びてきたら、むやみに触らず、装着したまま医療機関を受診してください。
日常生活の注意点
矯正治療中は爪に大きな負荷がかかるスポ―ツ(水泳、サッカーなど)は出来る限り控えてください。矯正具が外れる可能性があります。
治療費について
この矯正治療は自費診療(保険外)になります。従って下記の費用に消費税10%が加算されます。
- 爪矯正具装着(1指) 10,000円
- リネイルゲル(1指) 5,000円